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「女性プロデューサー」

つい数日前まで「ハリウッド侵攻作戦」の為、「L.A」ことロスアンジェルスに滞在していました。 気候は文句なく過ごしやすく、毎日のように燦々と輝く太陽の下でのランチ・ミーティングに、思 わず満腹感に身を委ねながら、ついついウトウト、なんてこともしばしば。同行していたスタッフ に年甲斐もなく怒られてしまうボクなのでした。どうやら今秋以降も、しばしば東京とロスアンジ ェルスの間を入ったり来たりする機会が増えそうですが、それにしても、帰国後に日本で味わった この酷暑。ちょっと驚きました。「一体どうなっているんでしょう」と思いきや、それとなく地球 温暖化のニュースが耳に入り、さらには環境サミットでのアメリカを取り巻く話題。ここで今、政 治的な話しをする気はありませんが、そろそろボクたち一般市民にも、身近な問題として、地球温 暖化などの環境問題を意識させられるほど、今年の酷暑は無類の暑がり屋であるボクとしては、相 当に堪えています。さてはて、ハリウッドでは実に魅力的且つ情熱的な女性プロデューサーに数多く お逢い出来ました。その中のある方がおっしゃられるには、映画の企画段階で必要となる柔軟な発想を 武器に、本当に映画を愛し、商品ではなく作品を制作したいと願っているのは女性プロデューサーの 方が多く、むしろ完成した映画を、商品として売る営業段階では、男性プロデューサーの方がその能力に 長けているようである、と。真意の程はともかく、確かに日本の映画業界と比べれば、比較にならないほど 魅力的且つ情熱的な女性プロデューサーが数多く活躍されていると感じました。このところ、少々低迷気味 の日本映画業界。まずは魅力的且つ情熱的な女性プロデューサーをひとりでも多く発掘すれば、案外新た なる可能性が思わぬ 形で芽生えて来るかも知れません。ともすれば、もし地球規模の環境問題においても、 世界の先進主要国を代表する環境大臣が全て女性になったら、意外と柔軟な発想から導かれる対策案が生まれたりして。 この夏、とかくエネルギッシュな女性パワーに何かと圧倒されているボクなのでした。

July, 2001 岩代太郎
© 2007 Taro Iwashiro
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